ミックス犬「大吉」の話

老犬の最後の日が近いのでしょうか?老衰が進み水も飲まなくなりました。

痩せてしまった老犬

昨日の夜から「大吉」は鳴かなくなりました。

どんなに体調が悪い日も黒プー空が鳴けば、まるで「うるさい、うるさい」と文句を言っているような鳴きかたをしていた老犬が、横でトイプー達が暴れても・吠えても、体の上を歩いて行っても、何の反応もしません。

あれほど嫌がっていた敷物をよける力もなくなりました。

排泄も教えてくれなくなり、今は腰に巻いたレギュラーサイズのペットシーツの中に失禁してしまっています。

食べ物も水分も全く飲み込まなくなってしまいました

寝たきりの老犬

排便や排尿はペットシーツを変えたり、半日以上過ぎてもオシッコが出ないのなら膀胱を圧迫することでどうにかなります。

でも、食事や飲水だけはどうにもなりません。

口を空けようとしなくなった大吉の歯と歯の間から、注射器を使って水やヤギミルクなどを入れます。

でも、最初の1口2口は舐めるようにして飲み込んではくれるものの、あとは口からたらたらと零れ落ちるばかりです。

この状態になったのは昨日の夜から

この日は朝とお昼はヨーグルトとパン、ホースジャーキーを砕いたものをゆっくりゆっくりとですが食べてくれていたのです。

8月に入り食欲低下が酷くなってしまった大吉が好んで食べたものは、肉・パン・かぼちゃ・さつまいも・ヨーグルト・ヤギミルク。

ドッグフードは砕いても、ふやかしても見向きもしなくなり、食べる量が少なくなってしまい日ごと痩せていく老犬には、ただただ食べられるものだけを食べさせていました。

ですが、今日は水もヨーグルトもパンも、何も胃の中に入れようとしません。

明日はまた食べたい気持ちが出るかもしれませんが、このまま何も口にしないのであれば、最後の日は近いのでしょう。

最期のお別れをして虹の橋を渡った「白」

私が中学生だった時に天国に行ってしまった真っ白な毛並みの犬がいました。

スピッツと雑種との間に産まれた「白」はとても賢い犬で、私が小学生の時には、家を脱走しては小学校までやってきて、私の教室の窓の下で尻尾を振りながら、授業が終わるのをオスワリをして待っている犬でした。

散歩に行けば、必ず近所に住む親せきの家を一軒ずつまわり、頭を撫でてもらうのが大好きな犬でした。

賢くって、辛抱強かった「白」が体調が悪くなり、食べ物も水も摂らなくなると、数日間寝たきりの生活になり、家族全員「白」が死ぬことを覚悟したのです。

ところが私が学校から帰宅すると突然、起き上がり散歩用のリードを咥え、元気だった時みたいに「散歩に行こう!」と尻尾をブンブン振るのです。

今まで寝込んでいたのが嘘のように、私の横についてさっさと歩く白

いつもと同じ散歩コースを歩き、親戚の家を周り、元気になった白はおやつを皆さんからもらい、頭を撫でてもらって帰宅しました。

家族全員が帰宅後、沢山頭を撫でてもらい尻尾を振っていた白は、その夜、いつもと同じように寝床に体を横たえ、そのまま逝ってしまいました。

白が最後に私と散歩をした日は、可愛がってくれた人たちに最後のお別れを言いに行った日です。

犬もあの世に旅立つ前には、かなえたい望みがあるのだろと、考えさせられた「白」の死でした。

大吉は最後の日までに誰かに会いたいのだろうか

体が細くなった老犬

認知症が酷くなり、毎日の夜鳴きにケージを破壊し傷だらけになっていた大吉も、体が思うように動かなくなったころから、認知症でこわばっていた表情も穏やかになりました。

昨日は食べたいものを少しですが食べ、体を起こしてあげれば水も自力で飲みました。

一昨日は体中が痛かったのか、体を撫でてあげれば鳴きやみ、寝返りを数分おきに要求し、何も食べませんでした。

今月に入ってからの大吉を見ていると、飼い主としては失格かもしれませんが、「もう、あの世に旅立ってもいいんだよ・・・」と言ってしまいます。

眠っている時の呼吸が浅くなり、すっと止まりそうな時もあります。

そんな大吉の様子を見ると、まだこの世にやり残したことがあるから必死に生きているような気もするのです。

もしかしたら、東京で暮らす息子の顔を見るまで旅立てないのか・・・そんな気もしますが、大吉が大好きだった息子の帰省まで約2週間

それまで体がもつかどうか、水も飲まなくなった大吉にとっては難しいかもしれません。

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