老犬との生活

失明した老犬がトイレまで迷い、部屋中歩き回るようになりました

緑内障のトイプードル

緑内障が原因で失明してしまったトイプードルの花

トイレや食事などの日常生活に少しの不自由さはあるものの、家具の配置を変えないことで、目が見えなくてもどうにか暮らしていました。

老犬になって衰えだした嗅覚と、体や鼻先に触れるものを頼りに室内をクルクルと動き回る姿に、動物の勘とはすごいものだと感心していたのです。

しかし、先月の中旬から、花が部屋の中で彷徨うようになってきました。

ただ彷徨っているだけならいいのですが、とんでもない事を学習してしまい、母ちゃんは花が目をさまし部屋の中を歩きだすと目が離せなくなってしまうのです。

トイレや水を飲む場所までなかなかたどり着けない

ミックス犬「大吉」の臭いや温もりを頼りに動き回っていたトイプードルの花。

大吉が逝ってしまった後、暫くは目標にするものがなく、部屋中を歩きまわっていましたが、一ヶ月も過ぎるから好きな時に行きたい場所までサクッとたどり着けていたのです。

でも、今では目的の場所までなかなかたどり着けません。

唯一まっすぐたどり着けるのは、大好きなお肉が茹で上がる匂いがするガスコンロの下だけです。

それ以外は、よたよたっと歩いている時に、他のトイプードル達に体がぶつかり少しでも体の向きが変わってしまうと、グルグルと同じ方向で回りつづけます。

水を飲みに行ったのに、水入れを通り過ぎて壁にぶち当たり、どっちに向いていいのかわからなくなり、壁に向かったまま足踏みをしている時もあります。

ワンコトイレに向かって歩いていたのに、どんどんと違う方向に向かって歩き出すことなんてしょっちゅうです。

老犬の行動を見張り続けることはできない

ウロウロと歩く老犬

花が目的の場所にたどり着けず、テーブルの下でグルグルとまわっていたり、壁の前で足踏みをしているのに気が付けば、家族が声をかけたり、抱っこして連れて行けば問題はなにもありません。

ただ、一日中、花の行動に目を光らせているわけにもいかず、気が付けば彷徨てしまった場所でおしっこをちびってしまうこともあるわけです。

必死になってトイレを探して歩き、目的の場所までたどり着けず、おしっこをちびってしまう老犬を責めるわけにもいかず、黙って片付けるしかありません。

突然おしっこを舐めだす老犬

それから数日後、母ちゃんが接客から戻ってくると、また、花がウロウロしている気配がします。

「花~おしっこなの?」と声をかけながら近づくと、なんと、台所の床にちびったおしっこを必死に舐めているんです!

この時は、おしっこをちびった後に水飲み場がわからなくなり、喉の渇きに我慢が出来なくって飲尿をしたのだと思いました。

ところが、翌日も同じように「ちびったおしっこ」をぺちゃぺちゃと飲んでいたのです

これにはさすがに母ちゃんも驚き、もしかしたら尿に糖が出てしまい、その匂いにつられて飲尿してしまったのか?

それとも本格的にボケてしまったのか?

ものすごく心配になってしまったのです。

15歳の花の体調を心配する母ちゃんに、おばあちゃんが「もしかしたら、私が叱ったのが原因かも?」ボソッと言いました。

トイレを失敗し叱られたトイプードルのとんでもない行動

歩く方向がわからない犬

数日前、トイレシートまで間に合わなかった花が、おばあちゃんの足元でオシッコをちびりました。

その時、おばあちゃんは花の頭を軽くコツンと突き「花、おしっこちびったら、今度から自分で片付けなさいよ」と言ったのです。

その言葉の意味を花が理解できるわけはありませんが、

  1. オシッコを失敗した
  2. オシッコを失敗したら叩かれて叱られた
  3. オシッコを失敗したら隠さないとまた叱られる

こんなふうに学習してしまったのかもしれません。

ちびったらさっさと片付けるのが一番の解決策!

叱られたことが原因なのか?病気が原因なのか?なんとも判断が難しい花の行動も、おしっこを舐めなければ問題はなくなるわけです。

そこで

  • ちびったオシッコの後は花の目を見ず、声もかけずさっさと片付ける。
  • 家族が世話ができない時間はケージに入れておく
  • 決まった時間にトイレシートまで連れて行く

この3つの方法を繰り返し、トイレシートで失敗せずにオシッコをした時には、やや大げさに褒めました。

*聴力も衰えだしているため、ハッキリ大きな声で褒めないといけません。

そして、母ちゃんが心配した花の飲尿騒ぎはどうにか終わりました。

失明し、聴力・嗅覚が鈍くなった老犬でも、叩かれたり、いつもと違う言葉には敏感に反応するようです。

感覚が鈍くなってきているから、何を言っても、何をされても心に傷はつかないだろうと思い込むのは危険ですね。

あわせて読みたい
悲しい表情のトイプードル
失明した犬は壁にぶつかりながらも自力で動き回っています目の病気「緑内障」でわずかな光を頼りに生活をしていたトイプードルの花母さん とうとう、かすかな光さえ分からなくなり、完全に失明して...

スポンサードリンク