老犬との生活

老犬になると淋しがりやになる?甘えん坊になったトイプードル

ミックス犬の大吉が逝ってから、もうすぐ一年

家族を困らせた介護の問題も、なんだか懐かしくなってきたこのごろ、いろんなことを思い出します。

思い出をいっぱい残してくれた大吉と、子犬の頃から一緒に育った白トイプードルのミルクは今年の秋で17歳、人間の年齢にすると84才です。

老犬になって体が小さくなったミルクは、あの頃の大吉にそっくりになってきました。

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トイプードルがハウスを嫌がるようになった!

我が家のワンコ達は子犬の頃からハウス(ケージ)暮らしです。

食事が終われば「ハウス!」

お客様にはしゃぎすぎるときは「ハウス!」

掃除中も「ハウス!」

家族が出かけている時は必ず「ハウス!」

夜、家族が眠る時間になれば「ハウス!」

この16年間、毎日同じように「ハウス!」と声をかけられれば、当たり前のようにマイケージに入って寛ぐワンコ達

でも、去年、大吉はケージに入った後、眠っていたかと思えば急にムクッと起き、ハウスから出せ出せと雄たけびをあげ、ケージを壊し続けました。

あれから一年たち、今年はミルクがあの時の大吉のように、一日何度もハウスの中で暴れ吠えています。

トイレの間隔が短くなった老犬の困った問題

夜鳴きで表情がかわった老犬

老犬になるとオシッコの間隔が短くなります。

腎不全など病気が原因でトイレ間隔が短くなる場合もありますが、老犬になり膀胱の筋力低下が原因でオシッコが近くなってしまうのです。

最近のミルクは日に何度もトイレシートに駆け込みます。

犬用トイレの前の扉があいていないと母ちゃんの足をツンツンと鼻先でつつき「トイレ行きたいんだ」とばかりに教えてくれます。

真夜中や明け方も「おしっこがしたいよ~」と鳴いて母ちゃんを何度も呼びます。

老犬のおしっこをしたいタイミングに合わせて母ちゃんが動けば何の問題もなく、16歳の今でもちゃんとトイレシートの上でおしっこをしてくれます。

特定の家族の掛け声にしか反応しない老犬

しかし、毎日毎日、母ちゃんがミルクの世話をしっかりできるわけではありません。

仕事や家事で手が離せない時もあります。

他の犬の世話に追われ、どんなにミルクが母ちゃんの足をツンツンしても「ちょっと待ってて・・・」と言わないといけない時もあります。

ミルクが必死に母ちゃんに訴えたり、母ちゃんを探してもいない時には、手が空いている家族がミルクをトイレまで誘導するのですが、これがとても大変なんです。

どんなにトイレシートの上で「ワンツー・ワンツー」と声をかけても「僕、オシッコないよ」みたいな顔をするのです。

それでも根気よく声を掛け続けるのですが。首を傾げながらトイレシートの上に座り込んでしまい、最終的には犬用トイレから脱走・・・

その結果、おしっこを溜めておけない膀胱から、ちょろちょろとオシッコが流れだし、リビング中を垂れ流してしまうこともあるのです。

母ちゃんの手が空けば、家族とバトンタッチしてミルクに「ワンツー」と声をかけます。

すると「母ちゃん!オシッコですね!」とばかりに目をキラキラさせ、ちゃんとトイレシートの上でオシッコ!

ミルクはオシッコの号令をかける人間をしっかり区別しているのです。

体が弱くなった老犬でも、一生懸命世話をしている家族にとっては馬鹿にされている気がするものです。

家族の中で誰かに身の回りの世話を老犬が依存しても、犬を決して怒ってはいけません。

目的もなく部屋をウロウロするようになった

お気に入りのクッションで眠る老犬

ちょっと前までは、水を飲む、食べ物を探しに行く、トイレに行く、母ちゃんの後をついて回るなど、理由や目的があって家中をウロウロしていました。

しかし、最近では急にムクッと起きだしたと思ったら、あっちをウロウロ、こっちをウロウロ

「ミルク、何してるの?」と声をかけると、ゆっくりと振り向き「あれ~なんだったけ?」みたいな表情で振り向きます。

時には何度声をかけても気が付かず、壁に向かってじっと立っている時もあります。

あるときには洗面所の狭い隙間に入り込んで、鳴きもせず固まったまま立っていることもありました。

台所でぼ~としていたと思ったら、急に何もない場所で足をあげ、おしっこをしだしたこともありました。

またあるときには玄関の三和土の上でボ~と立っていた時もあります。

最近ではミルクがウロウロしだすと黒トイプー空が吠えて教えてくれるようになったのですが、空もミルクの行動すべてを見張っているわけにはいきません。

大吉は身体が大きかったこともあり、家の中を徘徊すればすぐにわかるのですが、体重が2キロ弱しかない小さなトイプードルが徘徊しても、すぐに目に入ってきません。

こんなふうに目的もなく部屋を徘徊する老犬ですが、時にはウロウロするミルクの後ろをついて歩き「なにか楽しいの?」とイライラせずに声をかけてあげることもあります。

面白いもので、家族が「危ない!」「どこいっているの!」と声をかけるときにはビクッ!とした表情をするのに、イライラせず声をかけると尻尾をブンブン振ってくれるんです。

耳が遠くなってもちゃんと聞き分けている証拠ですね!

老犬との暮らしは「できることを褒める」

ミルクの今の状態は、一年前の大吉にそっくりです。

子犬の頃の躾けの問題や世話は、犬が成長すればだんだんと解決していくことの方が多いのですが、高齢犬になると日に日に増える問題点を減らすことは難しくなります。

トイレの問題、徘徊の問題

すべてにおいて家族の助けが必要になってくるため、老犬と暮らすためには体力も気力も必要になってきます。

「なんでできなくなったの・・・」と悲しむより「まだまだ、ちゃんとできるんだね」と褒めてあげることで、犬も人も気持ちにゆとりがでるはずです。

老犬と暮らすのは子犬を躾けるよりも根気と気持ちにゆとりが必要になるのを知っておいてください。

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