今週の我が家はミックス犬「大吉」の体調悪化のため、かなり動揺した日々を過ごしていました。
ありがたいことに、昨日の夜から、いつもと同じ調子にまで回復をしましたが、あのときの大吉の姿は、このまま寝たきりの介護生活になるのではないかと思ったほどです。
夏はトイプードル「ミルク」の体調が悪化し、涼しくなると同時に体が回復
ここ数日の寒波のせいなのか、ミックス犬「大吉」がこんなに体調を悪くするとは思ってもみませんでした。
老犬「大吉」散歩から帰ったら様子がおかしい
夕方のお散歩、いつもならしぶしぶと歩く大吉ですが、なぜか、この日はトイプードル5匹の歩くスピードにも、軽快な足取りでついて歩く姿に、お散歩で会う方からも、
「今日は、ご機嫌なんだね」と声をかけていただけるほど元気でした。
ところが、家について玄関に入った瞬間、母ちゃんが補助しないと段差をあがれないのです。
いつもなら、お散歩が終われば、おやつ欲しさに、よたよたと室内を徘徊し始めるのですが、ハウスの中に帰ってしまい、体をぶるぶると震わせながら、ぼ~とし始めました。
急に動くことも横になることも出来ない
それでも、暫く見ていたら、足を一本ずつゆっくりと折り曲げ、どうにかこうにか横になったので、散歩で疲れたのかしらと家族で話をしていました。
ところが、夕ごはんの時間になり、おばあちゃんの「ゴハンだよ~」の掛け声で、6匹全員がおばあちゃんの元に、一斉に集合するのですが、大吉がこの場所からまったく動けなくなりました。

トイプードル5匹が、大吉の横を行ったりきたりしていても、まったく動けません

そして、この姿勢から、どんどんと後ろ足に力が入らなくなり、尻餅をつくような形で、へたり込んでしまったのです。
視線はドッグフードのほうを向いていましたから、その場で横にさせ、ドッグフードを母ちゃんの手の上に数粒のせて、大吉の口元に持っていったのですが、荒い息遣いをするだけで食べようともしないのです。
食べないのならハウスで休んでいたほうがいいだろうと、大吉の体を抱き上げて連れて行きましたが、このときも、体にまったく力が入らず、ぐったりとした状態だったのです。
ケージの中で寝返りをうてない老犬
ケージの中で横にさせたのですが、体全体がつらいのか、全身ではあーはあーと荒い息づかい。
時々、上体を起こすのですが、頭がぶるぶると震えた状態のまま止まりません。
そんな状態なのに、体を起こして、寝返りをうとうとするのですが、

体を動かすのは、ここまでが精一杯でした。
母ちゃんが、「大吉いいこね。いいこね」と頭や上半身をなでてあげると、それに誘導されるかのように横になります。
一晩眠ったら、身体を動かすことが出来た
真夜中、大吉の体調が急変してはと母ちゃんは暫く起きてみていると、何度も、母ちゃんがいるかどうかを確認するように、目を開けてはチラチラと見るのです。
荒い息遣いが、時間とともに落ち着いたのを見て母ちゃんも仮眠をとりました。
翌朝、前日のぐったりとした状態がなくなり、自力で歩けるようになりましたが、トイレでの排泄は、少し支えがいる状態でした。
今日はお散歩も一緒に楽しめました
ありがたいことに、今日は朝から室内をヨタヨタしながらでも、歩き回れるようになりました。
夕方のお散歩も、ゆっくりでしたが、6ワンコ一緒に歩くことが出来ました。
体調が急に悪化した老犬を前にして、ただただ母ちゃんはうろたえてしまい、涙だけがぼろぼろと零れ落ちてしまいました。
これから、何度もこんな気持ちを味わうかもしれません。それが老犬と暮らすということなのでしょうから
wanmama