犬多頭飼い生活

嫌いな犬の行動を真似する犬・嫌いな犬の世話を焼く犬

一日中眠る老犬

5匹のトイプードル達と散歩をしていると、

「みんな仲良しでいいこね~」と言われます。

確かに、散歩中は全員が仲良くてくてくと歩き、家の中でも大きな喧嘩をすることもなく、食事やおやつタイムも年齢順にちゃんと並んで待ちます。

家族以外の人から見れば、それはそれは仲良しのトイプードル5匹

でも、実はそんなに仲良しではなく、微妙な距離感をもって暮らしているのです。

多頭飼いの暮らし。犬達だって気を使いながら生きている

多頭飼いをしてみたいな~と考えたとき一番気になるのは、犬同士の相性ですよね。

血縁関係の犬

同じ犬種同士

同じくらいの体格の犬同士

犬同士が仲良く暮らすために、飼い主はできるだけ相性が良いであろう組み合わせを考えてみます。

犬はそれなりに新しい家族を受け入れますし、気に入らなくてもそれなりに距離をとって生活をするものです。

犬だって飼い主の気を引きたい、褒められたい、新しくやってきた犬と仲良くしたいなど、それなりに気を使って生きているものなのです。

気に入らないのに気になる関係

怒っている空

我が家の5匹のトイプードル達の中で、一番お互いが大っ嫌いなのが

白トイプードルのミルクと黒トイプードルの空です。

この2匹、ずっとお互いの存在が気に入らないまま6年一緒に暮らしています。

お互いが気に入らないのなら、相手が何をしていようが気にせず行動すればいいのですが、なぜかこの2匹、行動パターンや甘え方がそっくり・・・

そのため、同じような動きを同時にするため、イラッとするみたいなんですね。

黒トイプーの空は、何歳になっても自分より立場が上のミルクにイラつき

白トイプーのミルクは、犬社会のルールを時々無視する空にイラつく

そんな2匹ですが、相手のことが嫌いなのに気になってしかたがないらしのです。

相手の行動を真似したがる犬

空のことを好きになれないミルクですが、ミックス犬の大吉が逝ってしまってから、ミルクの行動に変化が現れだしました。

それまで、大吉の行動を観察し、大吉に寄り添うように行動していたミルクが、大吉がいなくなってからは、空の行動を観察し真似るようになったのです。

tnm -s 空が水を飲みに行けば、一緒について歩き

tnm -s 空がトイレシートに排泄をしに行けば、トイレシートの前で待つ

tnm -s 空が部屋をうろうろすれば、まるで金魚の糞のようについて回り

tnm -s 空が母ちゃんの腕の中で眠れば、一緒になって眠りたがる

吠えること以外、なにもかも真似をしようとするのです。

最初の頃は、妙にくっついてまわるミルクの存在が鬱陶しく、振り返っては「ついてくるな~!!」とばかりに唸り声をあげていた空

しかし、最近ではミルクが後をついて歩いて来てもなにも言わなくなりました。

老犬の行動の変化に目を光らせるトイプードル

真面目な表情のトイプードル

それからしばらくしてから、ミルクが時々室内をグルグルと歩きまわるようになりました。

  • 歩いているうちに自分のベッドやハウスがわからなくなる
  • 玄関でぼ~と立ち続けている
  • ウロウロとしている間にトイレに間に合わなくってちびってしまう

など、家族がうっかりと目を離すことができないようになってきました。

黒トイプードル空が老犬の横で吠えはじめる

そんなある日、ミルクが部屋の中をウロウロとしだすと、ソファでゴロゴロとしていた空が急に起き上がり、ものすごい勢いで吠えながらミルクのいる場所まで走って行ったのです。

この空の行動はこの時一回だけではなく、日に何度も繰り返すようになったのです。

扉の前でミルクがボケ~と立っている時でも、ミルクのそばまでダッシュで走り、その横でワンワンと大声で吠えるのでうす。

最初の頃、家族は室内をうろつくミルクが鬱陶しいから、空がガンガン吠えているものだと思っていました。

そのため、空がミルクに向かって吠える・ミルクの横で吠えるたびに

「うるさい!!」

「吠えない!!」

「マテ!!」

と、家族が注意をするわけです。

でも、空はミルクが動き回るたびに、吠えるのを止めません。

気になる相手のSOSを察知する犬

ミルクの行動に合わせて一日何度も吠える空ですが、ミルクの行動すべてに『いちゃもん』をつけるように吠えているわけではないのです。

ミルクがうろついていても知らん顔をしていることもありますし、ミルクと母ちゃんの間を吠えながら必死に往復していることもあります。

そして、ある日のこと、

情けない顔したミルクの横で、いつものようにガンガン吠える空

なんとも困った顔したミルクの足元には大量のオシッコ

ミルクはトイレにいく扉を自力で開けることができず、ちびってしまっていたのです。

その後も数回、おしっこをちびったミルクの横でガンガンと空が吠えていました。

この時になって、やっと母ちゃんは空がミルクが困っている時にだけ吠えていたことに気が付いたのです。

老犬が困っていたら吠えて教えてくれる犬

空はミルクが困っていると、誰よりも早く気づき、家族に教えてくれていたのです。

空がなぜ吠えていたのか理解できると、空を叱らなくてもいいようになりました。

ミルクの世話もしっかりと出来るようになりました。

扉の前でボケ~と立っているミルクの横で空がガンガン吠えているのは、トイレに行きたい合図

台所でボケ~と立っていたり、何往復もしているミルクの横で空がガンガン吠えていたら、お水が飲みたい合図

黒トイプー空は、こんな感じで、ミルクが困っていると家族に教えてくれるのです。

嫌いだからこそ相手の行動が気になるもの

お気に入りのクッションで眠る老犬

ミルクと空は一緒に暮らしだしたころから相性は最悪でした。

大きな喧嘩やストレスはなかったものの、横にくるだけで鼻に皺を寄せるほど大っ嫌いな相手です。

そんな相性最悪の2匹ですが、ミルクが老犬になって手がかかるようになってから、毎日しっかりと世話を焼いているのはミルクのことが超苦手な黒トイプー空です。

なぜ、空は超苦手なミルクの世話をしようとするのでしょうか?

  • おじいちゃんになったミルクが可愛そうになったから
  • ミルクのことをが急に好きになったから
  • 世話を焼いて恩を売ろうとしているから

飼い主としては、こんなことを想像してみるのですが、間違いなくどれも正解ではないでしょうね。

  1. 嫌いで鬱陶しい相手との距離をとるために、相手の行動を観察し続ける
  2. 嫌いな相手のしたい行動を察知することができるようになった
  3. 室内をうろうろされると鬱陶しいから飼い主を呼びに行く

きっと、こんなことが空の行動の理由だと思います。

まあ、どんな理由にしろ空のこの行動のおかげで、仕事や家事に忙しい時間でも、ミルクをハウスの外に出したままにしておけるようになり家族は助かっています。

相性が悪くっても、一緒に暮らしてきたから分かる相手の行動パターン

・嫌いな相手だからこそ、相手に負けたくないから行動を観察し見張り続ける

・だんだんと、嫌いな相手が何を考え行動するか感情が読めるようになる

こんな調子でミルクを見張り続けてきた空

嫌いな相手のほうが何を考えているかわかるなんて、まるで人間みたいですね(笑)

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